1 みなとに行こう!神戸のみなとを絵に描こう

震災後のみなとは人影もまばら、もう一度美しい港に親しみのもてる市民にと、年齢制限なしの写生会を神戸港を舞台に、第1回「KOBEみなとの絵大賞~大写生会」を企画開催しました。神戸市内だけでなく兵庫県下各地、県外からの参加者300人以上が参加し、大賞、知事賞、神戸市長賞、県・市教育委員会賞などをめざして絵筆を握りました。今では、毎年2歳から80代まで、異年齢異業種の参加者が参加する、全国でも珍しい写生会として、神戸港の初夏の風物詩のひとつになっています。写生会の後は、海の日を記念して表彰式が行われ全作品の展示が神戸波止場町TEN×TENで、夏休みイベントとして一般に公開されます。(2004年5月~)




2 みなとにある遊休倉庫を、アート作家たちの活動拠点に 神戸の<新しい>はミナトから始まる!!

まちづくり、人づくり、ものづくり、産業づくり、夢づくりなど…。まちのソフトを活かし、新たなものを生み出すには、作業し情報発信をする施設が必要です。そのために、神戸らしさの拠点となる常設展示、文化交流施設の開設を企画立案し、ミナトもの創り匠館「神戸波止場町TEN×TEN」を開設(2006年2月)。以後、主宰者・総合プロデュサーとして、NPO法人神戸グランドアンカーがすべての企画運営に当たっています。(2006年2月~)




3「みなとの汽笛コンサート」開催

開館当初から市民や観光客を対象に、よりみなとに親しむ機会創出としてプロ・アマ含む音楽家たちの昼下がりコンサートを、毎週日曜日、無料開催。ジャズ、ブラスバンド、フルート、ギター、マンドリン、馬頭琴、邦楽、太鼓、シンセ大正琴、声楽など、多種多様なアーテストたちによる活躍は、以後、クルーズ客船の歓送迎パフォーマンス、みなと周辺のお祭りやイベントの出演交流にもつながっていきました。現在は、年6回の開催。(2006年2月~)




4 広報紙「波止場町TEN×TEN」に連載始まる

毎回2万部発行の広報紙に「マリンポートツーリズムを、神戸から」の連載 をスタートさせました。マリンポートツーリズムと」表記されるようになったのは、実はこの連載から。なぜかといえば、翌月発行の単行本のタイトルを【神戸みなと物語~マリンポートツーリズム】に決定し、本格的にみなとの振興と四方海に囲まれた日本の個性を総合的にいかしていきたい思いをこの「マリンポートツーリズム」の言葉に託しました。(2006年7月~) (注:以前は【シーサイドツーリズム】などと表現していました。)

5 全国初!みなとの情報満載「単行本」登場

歴史を開いたみなとから新しい神戸の情報満載。「KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム」出版。NPO法人神戸グランドアンカー刊。 神戸はまちの持つDNAの上に幾多の「物語」を持っています。それは輝きと光となって神戸のまちを彩ります。当法人が推し進める「マリンポートツーリズム」はみなと神戸の持つ物語をつづり、あらためて心に響かせることから始まります。8つのエリアにスポットをあて、歴史を開いたみなとから新しい神戸を知る決定版です。A5判、カラー80ページ 。(2006年8月)



6 「みなとに行こう!ぐるっとウォッチング」に多数参加

単行本「KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム」の出版を記念。同書で紹介された見どころを、陸から海から探訪し市民が神戸のみなとの魅力や今を「知り・楽しみ・親しむ」市民参加イベント開催。(2006年12月)

7 開港140年記念「KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム」展

単行本「KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム」で紹介された写真と資料のパネル100点展示、2か月間開催。(2007年1月)

8 「マリンポートツーリズムを、神戸から」キャンペーン宣材作成

神戸開港140年の年。「マリンポートツーリズムを、神戸から」のチラシ作成、配布 (2007年1月) 。

9 「海を活かした地域振興シンポジュウムin千葉」でアピール

千葉県館山市で開催された、国土交通省関東地方整備局主催のパネルディスカッション「海を生かした地域振興」にパネラー出演。マリンポートツ-リズムの取り組みを紹介。パネラーはじめ多くの賛同者の声と反響に意を強くしました。神戸波止場町TEN×TENオープン2年目に入る、初日の出来事でした。(2007年2月)

10 「外国クルーズ客船入出港」 歓送迎セレモニー演出・出演

神戸港には年間約100隻のクルーズ客船が入出港。神戸らしい歓迎を、   音楽、TEN×TEN作家オリジナル制作作品贈呈、演出などでおもてなしの協力体制づくり。あわせて、外国人観光客用の英文チラシ発行。(2007年3月~)




11 陶芸作家、みなと神戸に集結!

湾内クルーズ客船のり場ゾーンのにぎわい創出を目指し、関西を舞台に活躍する工房作家たちの陶芸がみなと神戸に集結する「KOBEみなと陶人楽市」年5回開催。(2007年3月~2009年12月)

12 「島根県浜田市」紹介ブース TEN×TEN にお目見え

浜田港は「マリンポートツリズム~みなとの絆・交流のみなと第1号」のみなとまちです。全国各地のみなとまちとネットワークをもち「マリンポートツーリズム」を提唱する当法人とは、神戸波止場町TEN×TEN開設当時からのお付き合い。石見神楽や石州和紙など多くの伝統文化豊かな浜田市とは、昨年の1周年記念には大型バスで神楽の社中が駆けつけお祝いに。披露演目は大人気の石見神楽「大蛇」。今回も新ブースお披露目公演、メリケンパークで開催中のメリケンフェスタ―の2回公演。すっかり神戸っ子の度肝を抜いたお神楽で、浜田ファンが神戸に急増しました。(2008年5月~)




13 「全国客船誘致連絡協議会~神戸大会」でも 

東京、横浜はじめ全国17都市から担当者が参加。国内をはじめ外国クルーズ客船の誘致活動をする行政担当者たちに、「マリンポートツーリズム」をテーマに講演。以後、要請のあつた参加者の地元のまちに、講演活動。(2007年6月~)

14 湾内クルージング船で「みなとの語り部 第1号」 (2007年7月~)

みなと神戸を身近に感じ神戸の魅力を積極的に伝えたいと、湾内クルージング客船クルーたちの研修を目的に、「みなとの語り部 第1号」として毎週乗船。ライブ感覚で、神戸港の今と昔の歴史や文化を、楽しいエピソードを交えながら紹介し大好評を得る。(以後、そうした案内スタイルが、湾内クルージング船「ファンタジー」の船長たちに引き継がれていっている。)


15 神戸みなと物語「歴史講演会」開催(2007年8月~)

「神戸開港と坂本龍馬」「勝海舟と海軍操練所」【ブラジル移民の100年に学ぶ】「平清盛と大輪田の泊」などをテーマに、大学教授らによる、年間3回の歴史講演会を定例開催。定員100名

16 「神戸みなと塾」開塾 定員100人

「ミナト神戸の仕掛け人~とっておきの話」 みなと神戸の情報満載。神戸の今を観光、客船、みなと振興の視点で みなとのキーマンたちが、熱く語りました。2回目は「ポートウォッチング~陸から海から」で、みなと神戸の歴史や文化に触れ交流の旅をするマリンポートツーリズム。開港140年のみなとの魅力や今を訪ねる小さな旅をたのしみました。以後、年2回開催。(2007年12月~)




17 「マリンポートツーリズム紹介ブース」登場

神戸波止場町TEN×TENに、常設展示のブース設置。(2008年4月~)


18 「姫路港開港50周年記念」で基調講演

「ミナト神戸の仕掛け人~とっておきの話」 日本一の美しいお城で有名な姫路市の、みなとの開港50年周年記念式典。市民に親しまれ、ひと・もの・情報が楽しく交流するみなとづくりに向けて、マリンポートツーリズムをテーマに講演しました。(2008年5月)

19 新鮮市「KOBEみなとマルシェ」スタート

第1回「神戸産!とれたて野菜がいっぱい~地元のコメ、野菜、花、果物など」に始まり、11月まで毎月開催。会を重ねるごとに、加工特産品や各種イベントが加わり、参加する生産者も兵庫県下に広がっていきました。翌年からは「KOBEみなとマルシェ」を運営するNPO法人が新たに設立され、当法人以外の団体に運営とイズムが引き継がれ発展していっています。(2008年7月~)



20 ユネスコから視察

ユネスコの「創造都市ネットワーク」に神戸がデザイン都市として登録される直前、調査団ご一行が神戸波止場町TEN×TENを視察訪問。当施設の案内とともに「マリンポートツーリズム提唱と展開」についても説明。「世界のどこにもない取り組み」と、代表からの激励の言葉に関係者一同おおいに感激。うれしい1日となりました。(2008年10月)




21 アートの楽しさと神戸らしさ~全国で初めての「ガラス絵」公募展

ちょっぴりレトロで、超~ぅ新しいガラス絵の公募展。第1回「KOBEみなとのガラス絵大賞」開催。大賞、兵庫県知事賞、神戸市長賞、県・市教育委員会賞など全8賞を目指して、全国から300点以上の応募作品がよせられ、にわかにカルチャーセンターにガラス絵教室が出現。あちこちでガラス絵が話題になりました。初夏の「絵大賞」と同じように表彰式、に続き50日間にわたり【ガラス絵大賞応募全作品展】が一般公開され、来訪者を楽しませました。以後、年1回同時期開催。(2008年10月~)

22 神戸市内の「小学生・中学生向けに初教材」制作

全国で初のみなとを学ぶ副教材「海と港が仕事の舞台・神戸港」。みなと神戸の港湾施設で働く若者にスポットを当て、仕事の内容や魅力を生の声で語り分かりやすく紹介した、神戸市内の小学4年生用と中学2年生用の「副教材」(2008年11月刊)


23 初教材発刊記念「海と港が仕事の舞台・神戸港」パネル展

小学生用、中学生用2冊の「海と港が仕事の舞台・神戸港」副読本の内容を中心に、TEN×TEN作家とのコラボレーションとなった挿絵のイラスト原画を公開するパネル展示の開催。市民や観光客に、みなとの役割や神戸港が学べる好評イベントになりました。(2008年11月)

24 練習帆船「日本丸」「海王丸」青春群像展 

新型インフルエンザの風評被害が神戸を直撃。観光客の姿が消えた港に元気をとり戻したいと、船舶の乗員などを志す若者たちのハツラツとした訓練の様子を紹介。写真200点のほか実際に実習生が着用した制服や、甲板磨きに使うヤシの実なども50日展示。飛び入りで海王丸国枝船長の講演会も開かれ、会場から大きな拍手がおこりました。以後毎年、新しい実習生の活動を紹介する同展は恒例行事になっています。(2009年7月~)




25 灯台がサンタに 

神戸海上保安庁、神戸港振興協会と協力。海の航路標識である赤い灯台がクリスマスを盛り上げるサンタ灯台に。海上からメリークリスマス!!(2009年12月~)

26 みなとに「ガラス絵MUSEUM」

神戸らしさのアイテムとして取り組んできたガラス絵を、いつでも手軽に楽しめるように、常設「ガラス絵体験教室」を開くことにしました。また、参加者の参考になればとの思いから、ごく小規模ながら公募展の紹介もあわせた「ガラス絵MUSEUM」を、神戸波止場町TEN×TEN内に開設しました。とても好評です。(2010年1月~)




27 みなとを、もっとアートフルに「美術研究所設立」

神戸波止場町TEN×TENは、港にある遊休倉庫を再利用した施設。 既存の育成施設と異なるTEN×TENならではの、独創性と多様性のある指導と育成プランで、プロ作家の育成を目指し「アートとエコノミーの研究」「文化のすそ野を広げる活動」の拠点として「神戸波止場町美術研究所」を開設しました。遠く静岡県からや近隣の県市から通う研究生たちは「なりたい自分になる!」を目指して奮闘中です。研究生展は、年間2~3回開催。(2010年4月~) 




28 国土交通省登録「みなとオアシスKOBE」誕生

1年前から準備をはじめ、みなとのにぎわいや交流の拠点として国土交通省が指定する「みなとオアシス」に登録(2010年10月16日)。「みなとオアシスKOBE」は、西は日宋貿易や北前船の拠点として栄えた「兵庫の津」から「波止場町」をはさみ、東は大型外国クルーズ客船などが入出港する「神戸ポートターミナル」までの広いエリア。神戸波止場町TEN×TENはエリアの基本施設として登録され、国道2号に道路標示看板が設置された。




29 「神戸港・ジュニアマイスター養成講座」 大ヒット

「みなとオアシスKOBE」の登録1周年を記念して、未来の人材育成に力を入れる取り組みを実施。小学校4・5・6年生を対象に「神戸港のものしりキッズになろう」と呼びかけ、みなとまちづくりマイスターや、タグボートの船長、女性機関士らが、みなとの役割、世界につながるみなとの魅力を紹介。オリジナルのミニ海事UW旗を作り、さっそく入港する船を「マイフラッグ」で歓迎。海から見る神戸の歴史や文化についても学び、大発見の多い1日となりました。 以後、登録の周年事業として続けていくことが決定。(2011年10月~)




30 「近畿みなとオアシス~市民が選ぶ100ショット&コメント」作品公募

近畿地方にはみなとオアシスが3港あります。お互いのみなとに親しみをもち交流を図ることを目指して取り組みが始まりました。作品は写真にコメントを付けて公募作品展として開催され(2011年10月)、翌年春「みなとオアシスKOBE」は小冊子として編集発行され、観光客向けのみなとオアシスを紹介するツールとして無料配布、活用されることになっています。




31 「全国のみなとオアシスパネル展」開催

大会テーマが「マリンポートツーリズムの提唱と全国展開」となる、11月開催の「みなとオアシス全国大会~神戸開催」を前に、全国各地ののみなとオアシスをパネルで紹介するイベントを展開。以後、常設展示。(2011年10月~)



32 いよいよ「マリンポートツーリズム」の全国展開




「みなとオアシス全国大会~神戸開催」が、みなとオアシスKOBEの基本施設となった神戸波止場町TEN×TENで開催されました(2011年11月11日・12日)。大会テーマは「マリンポートツーリズム提唱~全国展開にむけて」、サブテーマが「平清盛が夢みた港の繁栄」です。 国土交通省「みなとオアシス」に登録されている港は全国に60余港。 地元行政と住民が主体となって地域振興を図りながら、みなとの魅力創出と情報発信をしています。大会テーマとなった「マリンポートツーリズムの提唱」提案発表は、立案者である理事長村上和子がしました。全国各地の参加者からは「みなとまちの連携と振興を積極的に図る起爆剤」への大きな期待とともに、大会として決議され、マリンポートツーリズムは、いよいよ全国の取り組みとしてスタートすることになりました。(2011年11月11日)


海事新聞掲載

2011年11月06日 日本海事新聞

海事新聞掲載

2011年11月17日 日本海事新聞



33「平清盛 講演会」企画実施

清盛さんは かみのと(神戸)のスーパースター。名声も悪名も、すべてがけた外れ…。平成24年大河ドラマ「平清盛」放映がきまり、神戸は大盛り上がり。 さっそく3回シリーズで講演会企画を。神戸や神戸の港とゆかりの深い平清盛について、同ドラマ時代考証担当、神戸大学名誉教授の高橋昌明氏に「清盛と大輪田の泊」。経済学者の神木哲男先生には「清盛の戦略・エコノミックパワー」。歴史に詳しい田辺眞人氏に「平清盛と神戸」をテーマに。会場となった神戸海洋博物館大ホールで、毎回熱心な歴史愛好者や神戸っ子たちが講演に聴き入りました。(2011年11月)